アメリカの7月の雇用統計が先ほど発表され、景気の動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前の月から7万3000人の増加と市場の予測を下回りました。
アメリカ労働省が8月1日に発表した7月の雇用統計によりますと、景気の動向を反映する非農業部門の就業者数は、前の月から7万3000人の増加でした。
これは10万人程度の増加を見込んでいた市場の予測を下回りました。
失業率は、前の月から0.1ポイント上昇し4.2%でした。
雇用統計を受け、円買いドル売りが加速し、円相場は一時1ドル=147円台に急騰しました。
また、「トランプ関税」発動の動きも手伝い、1日のニューヨーク株式市場は大幅に続落して始まり、ダウ工業株30種平均の下げ幅は一時、790ドルを超えました。
トランプ大統領は、早速SNSでFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長を名指しでコメントし、「頑固な愚か者。今すぐ金利を大幅に引き下げなければならない」と主張しました。