占い師の女が信者の男性2人を自殺させたとされる事件で、自殺を手助けした罪に問われた女の裁判が始まり、女は起訴内容をおおむね認めました。
5年前、寺本浩平さん(当時66歳)たち2人が和歌山県の海で自殺し、2人が信仰していた占い師の浜田淑恵被告(63)が自殺をそそのかした罪などで、信者の滝谷奈織被告(59)が自殺を手助けした罪で起訴されました。
1日、滝谷被告の初公判が開かれ、滝谷被告は起訴内容をおおむね認め、「浜田被告に従った結果、私だけ生き残った」と述べました。
また、弁護側は、起訴内容は争わないとするも、滝谷被告が「浜田被告のマインドコントロール下にあった」と主張しました。
このほか、もう一人の信者の寺崎佐和子被告(47)は、2人を自殺させたことを隠ぺいしようと遺書を偽造した罪などに問われていて、1日の初公判で起訴内容を認めました。
検察は、浜田被告から「警察に行くなら寺本さんの遺書を持って行った方がいい」と言われて、遺書を偽造したと指摘しました。
(関西テレビ「newsランナー」2025年8月1日放送)