町の復興に向けた新たな一歩。福島県双葉町に震災後初めてとなるスーパーがオープンした。

「おめでとうございます!」双葉町のJR双葉駅の目の前にオープンした「イオン双葉店」は開店と同時に多くの人でにぎわった。
買い物客は「(鯛手に取って)めでたい!鯛良いよね、安くない?」と話す。町にとってはまさに「めでたい!」震災後、町内にスーパーができるのははじめてで、町民の生活と交流の拠点となることが期待される。
双葉町民は「楽しかった」「歩いて来れるから良いですよね。今まではちょっと遠かったから」と話す。

双葉町の現在の居住人口は180人ほどと、震災前の約2.5パーセントにとどまっているが、生活の支えができることで、帰還の後押しになることも期待されている。
イオン東北の辻雅信社長は「本当にお店は小さいんですけれども、一人一人にお答えできる、逆にチャンスもあると思ってますし、まちといっしょにお店も成長させていただけるという風に思っていますので、丁寧にお客様と接していきながらお店を作り上げていきたいと思っております」と話す。

町で暮らす人にも、帰還を考えている人にも、安心を届けられるように。双葉町の復興に向けた新たな1ページだ。

福島テレビ
福島テレビ

福島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。