伊東市の田久保眞紀 市長が7月31日に辞意を撤回し、続投を宣言したことを受けて今後の展開が気になっている人も多いのではないでしょうか?
いま市議会の関係者のなかで取りざたされているのが不信任決議案の提出です。
不信任の議決は全議員の3分の2以上が出席した上で出席議員の4分の3以上の賛成により可決します。
可決された場合に田久保市長に与えられた選択肢は2つ。
1つが10日以内に議会を解散すること、もう1つが議会を解散せずに失職することです。
仮に田久保市長が議会を解散すると40日以内に市議選が行われ、新たな議会のもと全議員の3分の2以上が出席した上で出席者の過半数が不信任に賛成すると失職となります。
気になるのは提出するとなった場合のタイミングですが、百条委員会の井戸清司 委員長は7月31日の取材に対し、このように述べています。
百条委員会・井戸清司 委員長:
今までやってきた百条委員会が無駄になってしまうので、不信任案を出すのは議会としては簡単な話だが、それが逆に市長の思うつぼになってしまう。とにかく百条委員会でしっかりとした結論を出して、百条委員会を閉じないことには我々としても不信任案を安易に出すことはなかなか難しい
こうした中、市議会の関係者の間では田久保市長の本心は議会を解散することにあると指摘する声があります。
関係者によると、田久保市長の周辺では既に一部の支持者に市議選への立候補を促す動きが見られ、市議会に”市長与党”の議員を増やすことで失職を回避する狙いがあると見られています。