富山地方鉄道が鉄道本線の滑川ー新魚津駅間を来年11月に廃線にする方針を沿線自治体に伝えたことに対し、魚津市と滑川市の市長は、来年度は支援する方針である考えを示しました。

赤字区間からの経営撤退の意向を示していた富山地方鉄道は、本線の滑川ー新魚津駅間と立山線の岩峅寺ー立山間を、沿線自治体からの支援がなければ、来年11月末をもって廃線とする方針です。

このうち滑川ー新魚津間は、それぞれの市が存続させるべきかどうかのニーズ調査を進めていて、秋までに判断することにしています。

1日の会見で、魚津市の村椿市長はこの区間の必要性についてはまだ判断ができないとしつつ、「とりあえず来年度は支援する方針」としました。

*魚津市 村椿晃市長
「秋ごろまでには協議、検討して何らかの判断をしていきたい」

また、滑川市の水野市長も同様に支援する考えを示しました。

*滑川市 水野達夫市長
「調査の結果が9月に出るのか10月に出るのかその段階で、来年度の地鉄への支援を沿線の市町村まとめて結論を出したい」

一方、立山町はどう存続させていくかの方針を今年11月までに示すとしています。

富山テレビ
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