80年前の富山大空襲の犠牲者を追悼する集いが、富山市の中心市街地で開かれました。

平和の祈りと追悼のつどいは、80年前の1945年8月2日未明の富山大空襲によって亡くなった人を偲ぶため、市内の僧侶などでつくる富山大空襲を考える会が開いているものです。

会場の富山城址公園は、アメリカ軍が焼夷弾を落とす目標となった場所で、1日は約30人が亡くなった2529人の刻銘盤を前に黙祷を捧げました。

富山大空襲では、アメリカ軍によって50万発以上の焼夷弾が投下され、2700人以上が犠牲となり、市街地のおよそ99.5%が焼失したとされています。

戦後80年の節目を迎え、参加者は平和への思いを新たにしていました。

*参加者は
「歳月が経ったなと思って大空襲の時5年生だった。初めてお参りして、その時のことを思い出した」

*参加者は
「大空襲の体験を話してくれる人が年々少なくなっているが、若い人たちが関心を持ってくれるように小さな会でも続けていくことが大事だと思った」

富山テレビ
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