中国・江蘇省蘇州市で、日本人の親子が襲撃される事件が起きました。
FNN上海支局・沖本有二記者が中継でお伝えします。
2025年は戦後80年にあたり、反日感情の高まりが懸念されているなか、日本人が襲われる事件がおきました。
日本総領事館などによりますと、7月31日夕方、蘇州市の地下鉄の構内で子どもと一緒にいた日本人の母親が、何者かに石のようなもので殴られました。
母親は病院で手当てを受け、命に別条はないということです。
容疑者はまだ捕まっておらず、地元の公安当局が捜査しています。
蘇州市では2024年6月、スクールバスを待っていた日本人の親子が刃物を持った男に襲われ、助けに入った中国人女性が殺害される事件がおきています。
戦後80年を機に、南京事件をテーマにした映画が中国各地で先週公開されるなど、反日感情の高まりが中国では懸念されていました。
事件の詳細は分かっていませんが、日本総領事館では、特に子連れで外出する際には安全確保に努めるよう、現地在住の日本人に呼びかけています。