きょうから8月。すでに全国的に危険な暑さが続く中、1年の中で暑さが最も厳しい時期に突入します。

きょうも勢力の強い夏の高気圧により県内の最高気温は午後4時の時点で、安芸太田町加計と府中市で37℃台まで上がりました。

6月と7月は県内多くの観測地点で月の平均気温が過去最高を更新。

きのう発表された最新の1か月予報でも依然として平年を上回る高温が見込まれています。

猛暑による影響はこんなところにも…

【農作物の生産者】
「(気温が)高すぎて日焼けして…」「色が悪くなって売る品物にはならない」
「厳しいな…」

おととい史上最も高い39・2℃が観測された府中市。

きょうの道の駅では夏野菜の入荷が例年の5割から6割ほどに減っていました。

【道の駅びんご府中・喜多村伸也 駅長】
「トマトも、きのう・おとといくらいからかなり減ってきてます、数自体が」「トマトは水があまりなくてもできると言われているが出荷量が少なくなってきている」

この先も暑さが落ち着く気配はなく、長引く影響に不安は尽きません。

【道の駅びんご府中・喜多村伸也 駅長】
「お盆の頃が心配、もっと出品点数が減るんじゃないかなと思います」


一方、深刻さを増す熱中症への様々な対策が進められています。

こちらのショッピングセンターでは、エアコンが効いた空間を暑さをしのぐための休憩スペースとして期間限定で開放。県内ではこうした施設ごとの取り組みが広がっていて23市町であわせておよそ800の施設が暑さからの避難場所いわゆる「クーリングシェルター」に指定されています。

テレビ新広島
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