韓国から仕入れた化粧品などをインターネットで販売し、その収入を隠したまま生活保護費550万円あまりを不正に受給した疑いで福岡県北九州市の無職の女が7月31日、逮捕されました。
生活保護法違反の疑いで逮捕されたのは北九州市小倉北区の無職、河野由莉容疑者(40)です。
警察によりますと河野容疑者は2022年2月から2024年9月にかけて、韓国から化粧品やせっけんなどを仕入れてインターネットで販売し、約71万円の収入があったにもかかわらず、福祉事務所に届け出ず、生活保護費を不正に受給した疑いです。
不正受給した額は2024年9月までの2年半で計555万4600円に上ります。
調べに対し河野容疑者は「韓国から化粧品を買って売っていたのは間違いなく、収入も得た。ただ利益が出ていないので申請していない」などと話し、容疑を否認しているということです。
2月に小倉北区役所の職員から「生活保護の申請の際の住所と異なるところに住んでいる」と警察に相談が寄せられ、発覚しました。
警察は売り上げの実態や経緯などを詳しく調べています。