愛媛県内で今年に入り確認された梅毒の感染は7月30日時点で104人確認され、調査開始以降の同じ時期で過去最多の状況が続いています。県が状況を8月1日に発表しました。
梅毒は性交や口の接触などにより梅毒トレポネーマという細菌に感染しておこる病気です。
愛媛県によりますと、県内で今年に入り確認された感染者は7月30日時点で男性77人、女性27人のあわせて104人を確認。1999年の調査開始以来、同じ時期で過去最多の状況が続いています。
保健所別では松山市が67人で約64%を占め、次いで西条14人、今治9人、四国中央5人、宇和島4人、八幡浜3人、中予2人です。
愛媛県内の梅毒感染は2016年以降に急増。年間で過去最高だったのはおととしの142人で、去年も141人と多い状況です。
年齢別では男性で最も多いのは40代の18人、次いで20代と30代がそれぞれ16人、50代が15人、60代が5人など。女性で最も多いのは20代で12人で半数近くを占め、次いで30代が6人、50代が4人、40代が3人などです。
また感染した経路は男女とも約8割が異性間との性的接触。男性のうち性風俗産業を6カ月以内に55.8%が利用していました。
梅毒は感染すると約3週間後に陰部や唇、肛門などにしこりやただれが現れることがあるほか、約4~10週間経って全身の皮膚や粘膜に発疹ができるなどします。このあとに症状が軽くなるものの、この時期に適切な治療が受けられなかった場合は数年後に複数の臓器の障害につながることがあり、死に至ることもあるとしています。治療はペニシリンを投与するなどします。
県内の保健所は電話相談や無料の匿名検査を受け付けていて、愛媛県はコンドームを正しく使い、不安がある人は検査を受けるよう呼びかけています。
#愛媛県 #梅毒 #感染 #感染症 #調査 #病気 #風俗#病院 #性交 #セックス