福島県の猪苗代湖は、7月15日に「国際的に重要な湿地」の条件を満たすとして「ラムサール条約湿地」に登録されていて、現地時間の7月26日にアフリカ南部のジンバブエで開催された会議のなかで福島県などに登録証が手渡された。
※正式名称:特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約
猪苗代湖は日本で4番目に広い湖で、絶滅が危惧される淡水魚のタナゴや野鳥のカシラダカなどが生息し、毎年冬にはコハクチョウが飛来する環境などが登録の背景となっている。
「ラムサール条約湿地」には福島県内ではこれまでに尾瀬が登録されていて、国の内外から注目が高まることで環境保全活動が盛んになり、将来にわたって保全が図られることが期待される。