2023年、福島県会津若松市にある病院で起きた医療事故を巡り、警察は手術に関わった医師などを業務上過失致死の疑いで書類送検した。
会津若松市の竹田綜合病院は2023年、胃がんの患者の手術で鼻から胃に通した管を残したまま胃を切除する医療事故が起きたことを公表した。患者は術後に縫合不全が判明し、患者の親族によると、手術から約4ヵ月後に亡くなったということだ。
捜査関係者によると、患者の親族から刑事告訴を受けた警察が捜査を進めた結果、必要な注意を怠っていた疑いが強まり、6月17日付けで手術に関わった医師など複数人を業務上過失致死の疑いで書類送検したということ。