小学6年生と中学3年生を対象とした、いわゆる全国学力テストの結果が公表されました。福井県の子供たちは、記述式問題の正答率などが全国平均よりも高いことが分かりました。
全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)は、2025年4月に県内の公立の小学6年生と中学3年生約1万2000人を対象に、国語、算数・数学、理科の3教科で行われました。
福井県の平均正答率は小学校・中学校ともに全ての教科で全国平均を上回っていて、総合得点は小学校で全国平均よりも8ポイントほど高くなりました。
また、小・中共に解答の特徴として▼記述式問題が得意なこと▼無回答率が低いことが分かり、県は「福井県の子どもたちは難しい問題であっても無回答にせず、粘り強く問題を解く傾向にある」と分析しています。
学力テストは毎年、全国順位が注目されますが、2025年度から文部科学省は順位ではなく、子供の理解度や教員の授業改善につなげてほしいとの方針を示しています。このため、各自治体の分析期間を考慮して8月以降に全国の結果を公表します。
