ロシアのカムチャツカ半島付近で30日朝にマグニチュード8.7の地震が発生した影響で、愛媛県の宇和海沿岸に津波注意報が午後6時時点も発表されています。県内も被害は確認されていません。
ロシアのカムチャツカ半島付近では30日午前8時25分頃、マグニチュード8.7の地震が発生。愛媛県でも宇和海沿岸に津波注意報が出され、午後0時半ごろに高さ1メートルの津波が到達すると予想されました。
宇和島市では午後1時46分に第一波、午後2時1分に第二波が到達。いずれも10センチの津波が観測されました。
この津波注意報の発表に伴い、宇和島市と愛南町、西予市の沿岸部には「警戒レベル4」の避難指示が午後6時時点で出ています。
宇和島市の吉田公民館には避難所が開設され、近くの保育園の園児や施設の入所者ら91人が一時避難しました。
吉田愛児園・山本恵園長:
「震源地とか遠かったんですけど、子どもたちの命が一番ですし、ちっちゃいのですぐには反応できない、0歳児赤ちゃんもいるので避難してきました」
西予市でも防災無線を使って海沿いの住民に避難が呼びかけられました。
内木敦也キャスター:
「西予市明浜の大早津海水浴場です。現在2時半を過ぎたところですが、津波注意報が出ているためか、砂浜には1人もいません」
海水浴場の管理者によりますと、午前中は10人ほどが遊泳していたものの、津波注意報の発表後、監視員の呼びかけで海から離れたということです。
また愛南町の「南レクジャンボプール」は沿岸部に近いこともあり、場内アナウンスで避難場所を案内するなど利用客に注意が呼びかけられました。
このほか交通機関では、大分・佐賀関と伊方町・佐賀関を結ぶ国道九四フェリーが、三崎港を午前10時半に出発する便から欠航しています。
愛媛県によりますと午後2時時点で、津波による被害は確認されていないということです。
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