各地の原子力発電所ではこれまでのところ、津波の影響による異常は見つかっていません。
東京電力によりますと、福島第一・第二原発では、作業員に対して避難指示を出し、全ての人員が避難したことを確認したとしています。
それぞれの原発でこれまでのところ異常はみられないということです。
また、ALPS処理水希釈放出設備については、遠隔監視で異常がないことを確認し、津波注意報が発表されたことを受け、30日午前9時5分に、事前に定めた運用に従い、計画的に運転を手動停止したと明らかにしました。
このほか、茨城・東海村の東海第二原発や、東北電力の女川原発などでも作業員に対し避難を指示したほか、これまでのところ、いずれも異常は確認されていません。