学校の先生も『半導体』について学びました。熊本県内の中学校の教師らでつくる中学校教育研究会のメンバーが、菊池郡菊陽町にあるソニーグループの半導体工場を訪れ、最新技術に触れました。
菊陽町にあるソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの熊本テクノロジーセンターです。
29日は、中学校教育研究会から理科の先生約40人が研修に訪れました。
熊本テクノロジーセンターで製造される半導体は、人の目のような働きをする『イメージセンサー』と呼ばれるもので、カメラなどに組み込まれています。
研修では、人の目では見ることができない波長の光を捉えるイメージセンサーの仕組みをソニーの技術者が説明したほか、実際に特殊なカメラを通して撮影した映像を見て学びを深めていました。
【参加した先生】
「子どもたちの素直な発想から『だったら、これも出来るんじゃ?』とそんな思いが、今後の技術革新につながっていけばいい」
【参加した先生】
「中学校の物理や化学から(半導体は)始まっている。熊本で世界規模の製品がつくられていることを伝えたい」
【迫田 茂生 熊本TEC長】
「きょうは中学校の先生を対象に行ったが、若いころから半導体に対して興味を持って魅力を感じてもらいたい。それが将来、優秀な人材を育成するための基盤になる」
熊本テクノロジーセンターで学校の先生を受け入れての研修は今回が初めてだということで、今後も人材育成につながる取り組みに力を入れたいとしています。