熊本の食で世界を魅了し関連産業の活性化を目指す『食のみやこ熊本県創造推進ビジョン』が29日策定されました。これに合わせ県はくまモンを『食いしん坊大使』に任命。熊本の食の魅力を国内外にPRします。
木村知事が掲げる『食のみやこ熊本県』。県によると、農業産出額は全国5位であるのに対し、『食のイメージ』では全国25位、『食事がおいしい』ランキングでは全国28位となっていて、販路拡大や認知度向上が課題となっています。
県は、有識者などとの意見交換を重ね、29日、農業と食の関連産業を活性化させ県民が豊かになることを目指した『創造推進ビジョン』を策定しました。
ビジョンには大都市圏でのフェアの開催や、発信力のある料理人の育成、海外への輸出拡大に向けた新たな国の開拓など七つの重点項目が盛り込まれています。
また、これに合わせて29日、くまモンを『食いしん坊大使』に任命。食のイベントやSNSでの情報発信、海外でのプロモーション活動などを通して県産食材や熊本の食文化の魅力をPRするとしています。
県では、今後、ビジョンに沿った様々な取り組みを実施し、2027年度末までに県内外から熊本が『食のみやこ』であると認知されることを目指したいとしています。