北海道庁旧本庁舎、通称「赤れんが庁舎」。
新しくなった赤れんが庁舎
老朽化のため2019年から約60億円をかけて改修工事が行われていたが、7月25日にリニューアルオープン。
地下1階・地上2階建てで、シンボルの「八角塔」のバルコニーからは札幌市の街並みを眺めることができる。

赤れんが庁舎の歴史
「137年もの長きにわたって北海道の歴史を見守ってきた赤れんが庁舎が、みなさんとともに歩んでいく施設に生まれ変わりました」(鈴木 直道 北海道知事)
1888年に完成した赤れんが庁舎は北海道を代表する歴史的建造物で、1969年には国の重要文化財に指定された。
改修前は内部の利用は限られていたが、リニューアルオープンで気軽に楽しめるスペースも。

庁舎内のおしゃれなカフェ
1階にはタイムスリップしたようなおしゃれなカフェが。
「白い恋人 Akarenga sweets labo」だ。
「赤れんが庁舎限定のお菓子がカフェで買えるのでうれしい」(来場者)

赤れんが庁舎限定スイーツ
ここでしか味わえない限定スイーツがこちら。
「このカフェ限定の『赤れんがサンド』をいただきます。『白い恋人』のホワイトチョコレートが入ったクリーム、そして北海道産の小豆が入っているんです。おいしい!」(江上太悟郎キャスター)

子どもも楽しめる
子どもが楽しめる“しかけ”も。
2000円以上飲食や買い物をするとコインがもらえ、それを入れると歯車が回ってお菓子が当たる「スイーツハッピーマシン」。
北海道の雪景色がモチーフのスノードームの中に入ったような写真が撮影できる「白い恋人スノードーム」など、魅力がいっぱいだ。

食を楽しむ歴史的空間
同じく1階には北海道の食を楽しめるレストラン「HOUSE.H」も。
北海道産のシカ肉や山ワサビを使った「蝦夷鹿肉のハンバーグ」などを、歴史的な空間で味わうことができる。

歴史と文化を体験
2階は「歴史と文化のフロア」。
デジタルサイネージなどを活用した体験型の展示で、歴史やアイヌ民族の文化などを学ぶことができる。
「携帯で専用のサイトに入って足元のQRコードを読み込むと、アイヌ語の地名が出てきます。その地名をタップすると、各地域の由来を知ることができるんです」(江上キャスター)
「おもしろい!」
「展示の仕方がいいですね、新しい」
「QRコードを読み取って、文字が出てきておもしろい」(いずれも来場者)

リニューアル後の新たな取り組み
新たな取り組みとしてこんな使い方も。
改修前は会議室や書庫だった部屋を有料で貸し出し。
結婚式やコンサートなどの利用を見込んでいる。
リニューアルオープン初日に結婚式を挙げたのは、札幌市に住むカップル。
訪れた観光客も飛び入りで式に参加し、2人を祝福した。
「とても貴重な機会で家族や友人に囲まれて祝ってもらい、とても良い1日になりました」(式を挙げた新婦)
「妻を一生幸せにすることを誓いました」(式を挙げた新郎)
さまざまな楽しみ方ができる、生まれ変わった「赤れんが庁舎」。
開館時間は午前8時45分から午後9時までだ。
