80年前に落とされた「模擬原爆」で犠牲になった人の追悼法要が富山市で行われました。

富山市豊田本町には、80年前の7月26日、アメリカ軍によって大きさや重さが原子爆弾と同じ「模擬原爆」が投下され、16人が犠牲となりました。

落下地点近くに建てられた「平和祈願之碑」では、犠牲者を偲ぶ追悼法要が行われ、地元の寺の住職や地域住民などが静かに手を合わせていました。

*祖父を模擬原爆で亡くした 鈴木善作さん
「年々地域の方の平和に対する思いが高まってきた。前向きに平和へ向かって生きていこうと世界みんなでという思いがある」

戦時中、県内には、富山市内の合わせて4カ所に模擬原爆が投下され、約60人が亡くなったとされています。

富山テレビ
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