防衛省は新富町の航空自衛隊新田原基地に、ステルス戦闘機F−35B4機を来月7日から配備することを、7月25日、県や新富町に説明しました。
騒音被害などを訴える住民の負担軽減策について説明を終えるまで飛行訓練は見送られます。
防衛省は今年度、新田原基地にF−35Bを8機配備する計画です。通常の着陸より騒音の大きい垂直着陸訓練について、当初の説明では「緊急時などを除き行わない」とされてきました。
その後、鹿児島県馬毛島で施設整備が遅れているなどの理由で、今年2月に夜間を含め垂直着陸訓練を月に約30回実施する方針が示されました。
騒音被害など住民の不信と不安が収まらないまま、7月25日九州防衛局の江原康雄局長が県庁を訪れ、8月7日から4機配備すると説明。
住民の負担軽減策が示されない段階での配備に河野知事は…
(河野俊嗣知事)
「最初の配備の前にそういった方針を示して頂いて不安などの解消に努めて頂くのが筋ではないかと強く感じています」
垂直着陸の実施は機体が配備される8月7日と9月中旬の飛行実演のみで、防衛省はその後、住民に対し負担軽減策の説明を始めたいとしています。