JA阿蘇は、管内のコメの生産者に集荷の際に前払いする新米の〈概算金〉について、一等米は去年より8000円余り高い、60キロ当たり3万240円を提示しました。JA阿蘇のコメの概算金としては過去最高額で、現時点では全国でも高い水準だということです。

【JA阿蘇 原山 寅雄 組合長】
「先代から受け継いだ土地を荒らしてはならん。その一心で農家のみんなは頑張って米を作ってきた。ことしの概算金は農家目線で金額の設定をしております」

JA阿蘇は24日、阿蘇市のホテルでコメの集荷推進大会を初めて開きました。

この中で、JA阿蘇が集荷の際にコメの生産者に前払いすることしの新米の『概算金』を提示。一等米である特別栽培米の『コシヒカリ』と『ミルキークィーン』については、60キロ当たり3万240円にすると発表しました。

これは、過去20年で最も高かった去年の2万2020円よりも8220円高く、JA阿蘇の概算金としては過去最高額です。

新米の概算金は全国各地で去年ベースの60キロ当たり2万5000円前後から引き上げの動きが見られる中、現時点でJA阿蘇の金額は国内でも高い水準とみられています。

また、24日はことしの新米の集荷目標を16万1000俵とすることも示されました。

JA阿蘇は、今後も生産者の経営安定に向けた支援を続けていきたいとしています。

テレビ熊本
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