夏休み真っ只中の阿蘇、観光の後押しにもなりそうです。福岡管区気象台は25日、阿蘇中岳の噴火警戒レベルを『1』に引き下げました。火口見学も再開され、さっそく観光客が阿蘇の優大な自然を堪能しました。
福岡管区気象台によりますと、阿蘇中岳では火山性微動の振幅が7月7日以降、小さな状態で推移。周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったとして、25日午前11時に中岳の噴火警戒レベルを『レベル2・火口周辺規制』から『レベル1・活火山であることに留意』に引き下げました。
噴火警戒レベルが『1』になるのは21日ぶりです。
午後1時に火口周辺への立ち入り規制が解除されると、早速、ゲートには多くの車が列をつくっていました観光客は次々に火口へと向かい、姿を現した湯だまりなど阿蘇の自然を満喫していました。
東京から訪れた観光客は…。
「初めてです。すごいタイミング」
「いつも入山規制で入れなくて、熊本出身なのに初めて来たんですよ」
「(地元に)結婚する報告に来たんですけど、なんか祝ってもらった感じでうれしいです」
夏休みに入り、絶好のタイミングでの火口見学再開。阿蘇観光の後押しとなりそうです。