この暑さにも負けず、夏休み中の子供たちが普段はできない体験に元気に、取り組みました。仙台市太白区の八木山動物公園では、飼育員体験が行われ、小学生たちが動物園の裏側を学びました。

子供たちに人気の動物園。普段は柵の外からゾウを眺める小学生たちが…飼育小屋の中に!

7月25日は、飼育体験ができる「サマースクール」が開かれ、抽選で選ばれた26人が、動物ごとに7つの班に分かれて「一日飼育員」に挑戦しました。

「みんな2人一組で、スコップを持ってください」

こちらは、アフリカゾウのベンくんのお部屋。額の汗を拭いながら、みんなで協力し、黙々と片づけているのは、ベンくんの「ふん」です。

一晩で約70キロから80キロにもなるそうです。30分できれいになりました。

参加した小学生
「ゾウのふんが重いので、すごく汗かいて思ったより大変だった」

次は、ご飯づくりです。飼育員に教わりながら、重さを正確に測ってわら草を丁寧に分けていきます。これは、夜ご飯だそうです。ということで、お昼ご飯は、すでに用意されていたリンゴや人参…ベンくんの口にめがけてぽいっ!掃除のときよりも楽し気に、子供たちが取り組んでいました。

参加した小学生
「ふんを片付けたりするのが、ものすごく大変でした」
「毎日、ゾウの餌やりとか、きれいにしないといけないので、飼育員さんはすごいなと思った」

八木山動物公園飼育展示課 高田頌子さん
「暑いので暑さ対策を十分にしながら、園内の他の動物たちにも興味を広げていただいて、いろんな動物を観察して、動物のことを好きになってもらいたい」

楽しい動物園の裏側には、飼育員さんたちの、ていねいな仕事があることを学んでいました。

一方こちらは…。

参加した小学生
「1億円!あ~持てねやべぇ、はぁ~!!!」

「1億円」分の模擬紙幣を持ち上げてはしゃぐ子供たち…重さは10キロなんだそうです。

こちらは記者会見の準備でしょうか。バックボードを前に、何やらメモをとっている子供もいます。

参加した小学生
「偉くなった気分です」

子供たちが訪れたのは、普段なじみのない日本銀行仙台支店です。子供たちにお金や銀行への理解を深めてもらおうと、毎年夏休みの時期に親子見学会を開いています。

食い入るようにお金を見つめる男の子。去年発行された、新紙幣の偽造防止技術についての説明を受けています。

3Dホログラムや、特定の角度から見ると文字が浮かび上がってくる潜像模様などを、ルーペを使いながら確認していました。

参加した小学生
「ギミックがいっぱい仕掛けられていたので、お札をもっと知りたいと思いました」

この後、子供たちは、お札や硬貨に関する豆知識などをクイズ形式で学び、理解を深めていました。

参加した小学生
「1億円が例えることができない重さでびっくりしました」
「1億円あったら、ソファーとか買いたいです。自分専用の」

参加した子供たちは「お金物知り博士」に認定されたということです。

仙台放送
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