世界的人気のサッカークラブ・FCバルセロナが、27日に予定されていた日本での試合を突如中止すると発表。
ファンを中心に失望の声が広がっていました。
ところが、一転して試合が行われる可能性が浮上し、さらに混乱が生じています。
開催が不透明となっているのは、27日にノエビアスタジアム神戸で予定されているJリーグ・ヴィッセル神戸との親善試合です。
バルセロナといえば、過去にリオネル・メッシ選手や、アンドレス・イニエスタ選手など、多くのスター選手が所属していたビッグクラブです。
騒ぎが起きたきっかけは、試合3日前の24日、バルセロナがホームページで発表した試合中止のお知らせ。
この発表を受け、ネット上には「チケット取って、休み取って、飛行機のチケット取って、ホテル取って、ユニフォーム買って、楽しみに頑張ってきたのに…なんでなの」という声が。
また、スタジアム周辺にあるいくつかのホテルに「イット!」が問い合わせたところ、宿泊がキャンセルされる事態が相次いでいました。
バルセロナの地元・スペインのスポーツ紙によると、今回のアジアツアーを仕切っているのは韓国企業。
その企業は、日本の試合を仕切っている日本の企業が、開催費用を支払っていないことが原因と主張していると報じられています。
混乱が広がる中、スペインのスポーツ紙が「以前バルセロナのスポンサーだった楽天が、金銭的差額を負担した。試合は予定通り開催する」と報じました。
楽天グループといえば、ヴィッセル神戸のメインスポンサーで、2022年までバルセロナを支援していた間柄。
その楽天が救世主となり、未払いとされた開催費用を肩代わりしたというのです。
この“ハンパない”報道にファンも大混乱。
家族が試合チケットを持っているという女性は、「(Q.中止と聞いたときは?)(息子は)泣くっていうよりも、『えっ!?』みたいな。表情がなくなる感じでしたね。(Q.開催の可能性が出たときは?)そのときはめっちゃ好きな芸能人に会ったのかってぐらいうれしそうな顔して喜んでました」と話しました。
ファン待望の試合は開催されるのか。
クラブや企業側からの正式な発表が待たれます。