熊本県立美術館 本館で開催中の『生誕100年 山下清展』の見どころを紹介します。今回は、来館者と木村知事に聞いた『あなたのお薦めの1枚』です。

美術館巡りが趣味という方のお薦めは・・・

【来館者】
「ロンドンのブリッジです。精巧ですごく技術が高い作品だなと思って、すごさを感じました」

~ロンドンのタワーブリッジ(1965年)/山下清の貼絵技術の集大成~

子どものころから山下清の大ファンだという方のお薦めは・・・

【来館者】
「『貼絵』がいいかなと思って菊の花があったが、その中に蜂が4匹描かれていて、近くで見ると細かいので、感動しますね」

~菊(1939年)/花の中以外にも蜂の姿がある~

【来館者】
「生で見ると何回見てもいいですね。時間が足りないので期間中、何度も来ようと思います」

そして、24日は木村知事が会場を訪れました。

【木村 知事】
「これが有名な自画像ですね。陰影の付け方がすごいですよ。貼絵とは思えないですね」

木村知事のお薦めは、山下清が28歳のころに制作した肖像画です。

~自分の顔(1950年)~

【木村 知事】
「貼絵で全部きれいに背景も含め、ドット調になっていて美しく描かれている。自分の心の中にぐっと思いがあった山下清が自らの手でうまく口では表せない、もやもやするものを表現していく、きめ細かさ、素晴らしさをぜひ生で見ていただけたら」

『生誕100年 山下清展 百年目の大回想』は、熊本県立美術館 本館で8月31日(日)までです。

テレビ熊本
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