災害級の暑さとなった日本列島。
福島・伊達市梁川では24日、全国で2番目に高い最高気温39.3度を観測。

最高気温35度を超える猛暑日を記録したのは全国296地点で、2025年最多となりました。

24日も危険な暑さが続いた北海道。
道内の18地点で観測史上1位の暑さを記録しました。

観測史上1位タイとなる最高気温38.8度となった帯広市では、午前中から35度を超える暑さに。

街の人は「耐えられない。エアコンつけっぱなし」「ひたすら暑い。人もまばら」と話しました。

帯広駅前の温度計は、午前中から40度の手前を表示。
すると突然、温度計の電源が落ちました。
駅前の温度計は40度測れますが、温度を表示できない状態に。

表示できなくなった温度計を撮影しようと、暑さの中、人だかりができていました。

帯広市の人気観光スポット・幸福駅に行ってみると、暑さのためか人影はまばらです。

東京から家族旅行で来たという男の子は「(北海道は)寒いかと思ってた。暑くてもう…死にそうです」と話しました。

他にも、訪れた人からは「北海道に来た感じがしない、この暑さは。“幸福”なのに、ちょっと幸福感を感じられない」「夏は北海道、冬は沖縄というつもりで生活しているのに、夏に北海道に来てどうしようかと思った、これだけ暑いと」などの声が聞かれました。

帯広市民のソウルフードにも影響が出ていました。

JR帯広駅前の豚丼店は、「高温につき臨時休業」と貼り紙がありました。

高温による臨時休業をしていたのは、帯広名物「豚丼」の老舗。
普段はランチタイムに行列ができる帯広の人気店です。

この暑さによる突然の臨時休業に、来店した人は「残念です。群馬から来たので」「明日にします」と話しました。

お昼時のラーメン店「三楽」では、この暑さでお客さんの多くがオーダーしていたのが「冷やしスープラーメン」です。

一方、熱いラーメンをオーダーした人は「冷たいのが食べたかったが売り切れちゃったみたいで」「(Q.暑い中、熱いラーメンはどうか?)最高!」と話しました。

ラーメンを作っている厨房はというと…。

三楽 店長代理・中山真奈美さん:
(厨房の気温)42.5度になりました。体も慣れるものでへっちゃら。

北海道の暑さのピークは24日までとみられていますが、25日以降も体温超えの危険な暑さに厳重な警戒が必要です。