熊本県は、6月示した熊本空港とJR豊肥線を結ぶ空港アクセス鉄道の絞り込み案について22日、初めて住民説明会を開きました。
住民からは「補償はどうなるのか」や「町の役には立たない」などの意見が上がりました。
大津町で開かれた空港アクセス鉄道の整備に向けた住民説明会には約70人が参加しました。
熊本県は、熊本空港とJR豊肥線を結ぶ、空港アクセス鉄道の整備を検討していて、6月18日にルートをこれまでの幅1.5キロから500メートルに絞った案を示しています。
説明会では、熊本県の担当者が、JR肥後大津駅から分岐し、高架橋やトンネルを通って熊本空港につなぐ計画を説明しました。
【参加した住民】
「自分の住まいがどうなるのか。枠内のどこを通るのか。県はどの幅で買い上げるのか」
【参加した住民】
「大津町のためにはこのルートは全く役に立たない。ただ(町を)通るだけ。距離のことしか考えていない。大津町のために造るならもっと発展させる方法がある」
参加した住民からは、「家がルートにかかった場合、補償はどうなるか」や、「高架橋ばかりで、町の発展には役に立たない」などの意見が上がりました。
熊本県は、7月26日までに菊陽町や益城町、西原村でも住民説明会を開く予定です。