参院選で躍進した参政党が22日会見し、神谷代表は「他党との協力は白紙」と強調し、公約実現へ党内体制を整える方針を示した。

一方、自民党は39議席に低迷するも石破首相が続投を意思を示したため、‟石破おろし”が広がっている。

参政党「他党との協力は白紙」

22日午後3時頃行われた参政党の会見には多くの報道陣が集まり、参院選で躍進した神谷代表に問われたのは「他党との協力」の可能性だ。

この記事の画像(11枚)

参政党・神谷代表:
(他党との協力などは)我々まったくそれは白紙で、どこと組むとか、どことつながるとか一切なく、色んな誘いがあっても今はそれどころじゃないので、まずは党の態勢をしっかりと。選挙の公約に掲げたことを、1つでも前に進められるような態勢を作る。

去年10月に行われた参政党の会見では空いている席もあったが、今回の大躍進を受け、22日午後3時頃行われた定例会見には、多くの記者が詰めかけていた。

福井慶仁記者:
今日の会見会場なのですが、いつも行われている会場よりも数倍広い部屋を用意しまして、席も報道関係者でいっぱいです。

自民党内の一部で起きている「石破おろし」について聞かれた神谷代表は謙遜しつつ、こう答えた。

参政党・神谷代表:
(自民)党内でも異論があって、変えるべきじゃないかという声があるということですね。それは当然だと思う。選挙これだけ都議選から続いて勝ててないということだから、責任の取り方として「辞める」という方法はあるのではないかなとは思っております。一個人の考えとして。

地方の自民県連から“石破おろし”拡大

自民党内では、22日も石破首相の退陣を要求する動きが続出している。

21日に自民党高知県連は退陣要求の申し入れを決定し、県連の尾崎正直衆議院議員は…

自民党高知県連・尾崎正直衆議院議員:
これほどの敗北であった。しっかりと責任を取ることは大事。

一方で、県連の会長でもある中谷防衛相は、火消しに追われる展開になった。

自民党高知県連会長・中谷防衛相:
一部の役員の名前で総裁の早期退陣の要求を行うという文書が作成され、その場にいた一部の役員の名前をもって作られた物がマスコミに流されたと。正式な要求ではありません。

しかし、22日午後4時頃、新たに自民党山梨県連の青年局も石破首相の退陣を求めた。

自民 山梨県連・臼井友基青年局長:
石破総裁および森山裕幹事長に対して、即時退陣をしてほしいという(即時退陣の)要求を記した申し入れ書を送らせていただくことになった。

湧き上がる石破おろしに石破首相はどう答えるのだろうか。
(「イット!」7月22日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)