参議院選挙を終え初めての取引となった東京株式市場は、日経平均株価が、一時、節目として意識されていた4万円台を回復しました。
“与党の敗北ではあるものの、負け方が想定を超えるものではなかった”、市場ではそうした受け止めが広がっています。
平均株価は反発して始まり、上げ幅は一時400円を超えました。
石破首相の続投表明で政権が不安定になることへの懸念がやわらいだ一方、減税を訴える野党が議席を増やし、財政運営は厳しい状況に追い込まれたとの見方が広がっています。
ある関係者は「アメリカとの関税交渉も見通せず、4万円台は定着しないのでは」と話しています。
22日の東京株式市場の日経平均株価は、18日より、73円70銭高い、3万9892円81銭で、政治情勢をにらんだ神経質な値動きが続きそうです。