北陸のハワイともいわれる敦賀市の無人島「水島」に渡る旅客船の運航が、国の許可が下りずに遅れていましたが、21日から始まりました。当初の予定より6日遅れてのスタートです。

水島行きの旅客船を巡っては、運航する会社が海開きに合わせて7月15日から営業を始める予定でしたが、新たに購入した船の国土交通省の運航許可が間に合わず延期していました。

海の日の21日にようやく営業に漕ぎ着け、第一便が出航する正午前には待ちわびた大勢の海水浴客の列ができていました。
   
水島を訪れた人は―
「北陸のハワイがあると聞いて来た。ニュースで見て、旅行が決まっていたので…どうだろうとドキドキしていたけどラッキーです」
「ヒトデつかまえる!海の生き物を見るのが楽しみ」
「きょう帰らないといけないけど来ました。旅行の間に船が動いてうれしい。ハワイみたいだとインスタで見たので、写真を撮ったりして景色を楽しみたい」

運航会社近江トラベル業務部・梅原猛部長:
「何とかきょう開業にこぎつけることができて感謝している。安全最優先で運航したい。本当にきれいな場所なので、一度来てもらえれば」
  
水島への旅客船をめぐっては2024年、船体に亀裂や浸水があったにもかかわらず乗客を乗せて運航したとして、会社や船長が略式起訴されました。今シーズンは1隻を非常時の際の予備船とするため1隻体制で運航し、1日の輸送人員は750人程度としています。8月24日まで運航されます。

福井テレビ
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