参院選の福井県選挙区では自民党・現職の滝波宏文氏が14万6000票余りを獲得し、次点の国民民主党の候補に5万7000票余りの差を付けて再選を果たした。だが、前回よりも票を落とすという結果に、一夜明け「重みがある」と語った。

滝波宏文氏
滝波宏文氏
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◆得票率が6割から4割に

参院選で3選を果たした自民・現職の滝波宏文氏:
「厳しい戦いだったと思う。前回は19万、20万票近くいっていたので…その間に落とした分の重みがある」
   
6年前の参院選で滝波氏は19万票余りと、投票全体の6割以上を獲得した。しかし今回は、派閥の政治資金問題や党が減税ではなく給付金の支給を主張し続けたことが逆風となったこともあり、得票率は4割にとどまった。

次点とは差をつけたが…
次点とは差をつけたが…

◆新幹線問題で京都の西田氏との連携を強調

全国的に与党が大敗し、参議院でも自民党が少数与党になることについて滝波氏は―
 
「衆議院、参議院通じて法律や予算できちんと過半数を得られるような政策協議をやっていかないといけない。決められない日本にならないよう、きちんと国会運営ができるように微力だが尽力したい」
   
また、北陸新幹線の小浜・京都ルートでの一日も早い認可・着工に向けては、京都で同じく再選を果たした西田昌司氏との連携を挙げ、「京都をはじめとする皆さんに科学的に丁寧に説明しながら今年末、京都の駅位置一つに絞って来年度に認可・着工することに向けて頑張っていきたい」と強調した。

延伸問題に揺れる北陸新幹線
延伸問題に揺れる北陸新幹線

一方、県内の比例代表の得票は自民党が11万票余りでトップに。次点は参政党の5万3000票余り、3番目は国民民主党の5万2000票余りと、全国と同様に参政党や国民民主党が大きく伸ばした。

参政と国民が躍進
参政と国民が躍進
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福井テレビ
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