オールスターも終わり、週末から後半戦がスタートしたメジャーリーグ。
ナショナル・リーグ西地区首位のロサンゼルス・ドジャースは試合前、大谷翔平選手(31)や、チームトップの8勝を挙げている山本由伸投手(26)がキャッチボール。
さらに、右肩を痛め戦列を離れている佐々木朗希投手(23)が負傷者リスト入り後、初めてテレビカメラの前でブルペンに入りました。
佐々木投手は30球を投げ、最速は約150km/hと順調に球速も上がってきているということです。
注目の試合は、ドジャースは今シーズン、ミルウォーキー・ブルワーズに5連敗中。
苦手にしている相手ですが、日本時間20日の試合では大谷選手が左中間スタンドへ飛距離137メートルの特大の一発。
ナ・リーグのホームラン王争いでトップに並ぶ第33号ホームランを放ちました。
その大谷選手は2024年の6月以来となる2番・指名打者での出場。
打撃不振のベッツ選手を1番にして打線のてこ入れを図りました。
初回の第1打席は、体勢を崩され空振りの三振。
左投手の外に逃げていく変化球の前にタイミングが合いませんでした。
3回には1点を先制すると、久しぶりに1番に座るベッツ選手がセンター前ヒットで出塁しました。
大谷選手の前にランナーで出ると…続く大谷選手の第2打席は3球目のシンカーをとらえました。
打球は弾丸ライナーでレフトフェンスを越える34号ホームラン。
日本時間20日は特大、日本時間21日は弾丸ライナーで、打撃好調のバロメーターでもあるレフト方向への2試合連続弾を放って見せました。
これでさらに熾烈になったのはナ・リーグホームラン王争い。
日本時間20日、大谷選手と並んでいたアリゾナ・ダイヤモンドバックスのスアレス選手(34)ですが、大谷選手が34号を放ったわずか10分後、この日2本目となる今シーズン35号ホームランを放ち、リーグ単独トップに立っています。
打順の入れ替え効果があったドジャースですが、4回には守備でのミスが連発。
三遊間への当たりをサードのトミー・エドマン選手がうまくつかみましたが、一塁へ悪送球。
ランナーが返り、1点を失いました。
さらに、センターライナーかと思われた打球をセンターのアンディ・パヘス選手がグラブに当てながらも取れず同点に…。
5回にもレフトのエステリー・ルイーズ選手がなんでもないボールを取り損ね、余計な進塁を許すなど守備の乱れが目立ちました。
これには先発のクレイトン・カーショー投手も降板後にベンチで大絶叫。怒りが爆発しました。
悪い流れの中、2点ビハインドで迎えた6回、大谷選手の第3打席はファーストゴロ。
8回の第4打席はフォアボールで出塁しましたが、得点にはつながらず。
大谷選手は3打数1安打。
チームは6-5で敗れ、後半戦はスタートから3連敗となってしまいました。
22日は投手・大谷として復帰後6度目の先発のマウンドに上がる大谷選手。
前回同様、3イニングを投げる予定です。