13日は関東でも厳しい暑さが戻ってくる見込みです。
そんな中、見た目も味も楽しめるひんやりドリンクが続々登場しています。
暑さを忘れる少しユニークな体験を取材しました。
11日に東京・表参道にオープンしたのは、期間限定のアイスコーヒー専門店「ひみつのドリップ」。
ここで提供されるコーヒーには、少しユニークな仕掛けがあるんです。
受付で飲みたいコーヒーの番号札を受け取り、その札をしずく形のポストに入れると、ターンテーブルが回転しアイスコーヒーが登場。
まるで、無人の自動販売機のような演出です。
コーヒーは、カプセル式ドリップコーヒーシステムを使用。
プロのハンドドリップ技術を再現しているといいます。
中でも注目なのが、全国各地のご当地フルーツとコラボしたフルーツコーヒー。
Z世代に人気の新感覚ドリンクとして話題を集めています。
UCCドリップポッド PR担当・西川満美子さん:
アイスコーヒーに求められる味わいというのが、特に20代では苦みよりもフルーティーな味わいが好まれることがアンケートで分かったので、フルーツコーヒーを今年はテーマに提案をしていきたい。
使用するフルーツは、傷や形のふぞろいで市場に出回らない規格外品を全国各地の農家から調達。
味には問題がなく、むしろ完熟の甘味がコーヒーのフルーティーさを引き立てているそうです。
猛暑の影響で増えている規格外品を活用し、食品ロス削減にもつながるサステナブルな取り組みです。
続いては、茅乃舎だしなど和風調味料を販売する「茅乃舎 東京駅店(グランスタ丸の内)」。
今週から新たに販売を始めたのが、店頭で楽しめる冷たいだしスープです。
久原本家 茅乃舎東京駅店店長・山田達也さん:
コーヒーやお茶や紅茶の代わりとなるように楽しんでもらえるよう、テイクアウトの“冷たいだしスープ 和風”の販売を開始した。
和風だしの粉末をお湯で溶かし、氷で冷やすだけ。
手軽に作れる冷たいだしスープ。
熱中症に詳しい専門家によると、冷たいだしが熱中症対策にも効果的だといいます。
済生会横浜市東部病院 患者支援センター長・谷口英喜医師:
(だしには)カリウムという成分が入っている。尿がカリウムを一緒に放出して、体の熱を放熱してくれる作用。熱中症の予防としては適していると考えられる。
店頭では、気軽に楽しんでもらおうと振る舞いも実施。
客からは「おいしい、すっきりして」「(暑い時)いつも甘い物を取ってしまうので、そういう意味では甘くなくて糖分控えめでいいと思う」といった声が聞かれました。
早すぎる猛暑の中、冷たい飲み物の選択肢が広がっています。