タンカー船の運航などを行う新潟県糸魚川市の山弘海運が、新潟地裁高田支部より破産手続きの開始決定を受けた。
民間の信用調査会社・帝国データバンクによると、2017年3月に設立された山弘海運は、船舶の所有者との間で交わした船舶管理契約に基づき、糸魚川市の姫川港に停泊するタンカー船を中心に、運行業務を請け負い、2024年2月期には年収入高約1億6500万円を計上していた。
しかし、以前から厳しい収益環境が続いていた中、前代表が死去。現代表が就任したものの、先行きの見通しが立たず、今回の措置となった。
負債は約2600万円とみられている。