中央アルプスを縦走中に南越百山(2569m)山頂付近で体調が悪化し行動不能となった奈良県の71歳の男性が7月6日朝、長野県警のヘリコプターで救助されましたが死亡が確認されました。

死亡したのは奈良県平群町の71歳の男性です。

警察によりますと、5日午後3時20分頃、同行していた登山ガイドから「ツアーに参加した男性が意識が無い」と警察に通報がありました。

南越百山から宿泊予定の山小屋までは1時間ほどですが男性は既に動かせない状態で、6日午前7時前に長野県警のヘリが発見・救助したものの、麓のヘリポートで救急隊が死亡を確認しました。

一行はガイドを含む5人パーティーで、4日に飯田市上飯田の登山口から中央アルプスに入山、安平路山や奥念丈岳を経て5日は越百山の山小屋に宿泊し、6日に木曽郡大桑村へ下山する予定でした。

安平路山から南越百山までは藪が茂って通過が難しい場所もある熟達者向けのルートです。死亡した男性も登山経験は豊富だったと見られますが、5日の行程ではパーティーに遅れ気味だったということです。

長野放送
長野放送

長野の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。