高知市は7月6日、参議院選挙の期日前投票で、通常よりも投票に時間がかかるトラブルがあったと発表しました。
期日前投票が始まった4日、高知市役所本庁舎にある投票所で、システムの不具合により、入場券のバーコードによる本人確認ができず、有権者が宣誓書に住所を書く必要があったためです。
期日前投票は本来、自宅に届いた入場券を持っていれば、バーコードで本人確認され、宣誓書に名前と生年月日を記入するだけで投票できます。
入場券を持たずに投票所に行った場合でも投票はできますが、担当者が有権者の名前で検索をして本人確認をしたうえで、宣誓書に住所も記入する必要があり、若干時間がかかります。
市によりますと、今回、バーコードで本人確認ができなかったため、入場券を持っている人も持っていない人と同じように、名前検索で本人確認をして宣誓書に住所の記入を求めました。5日もバーコードによる確認はできませんでしたが、住所の記入は不要としたということです。
6日からはシステムが正常に動いています。不具合の原因は、投票システムのデータとそろえるべき入場券用のデータについて、誤って別のデータを選んでしまったためということです。
高知市の期日前投票所は、13日までは高知市役所本庁舎のみですが、14日以降、各地のふれあいセンターなどにも開設されます。
15日からは量販店(イオンモール高知、フジグラン高知、サンシャインヴィアン)、17日と18日には高知大学朝倉キャンパスにも設置されます。
参議院選挙の投票日は7月20日です。