大学は卒業ではなく除籍だったと明かした静岡県伊東市の田久保市長。市議会の追及が強まる中、7月3日に議長のもとを訪れ“ある要望”をしました。
7月2日夜、伊東市内で行われたのは田久保市長と市民との語る会。
会合では市民から厳しい言葉がかけられました。
参加者:
はっきり言って1日も早く辞任してほしい
参加者:
潔く謝るといいと思う。もっとそこのところではない先のことを考えていってもらいたい
批判が出た理由は語る会の8時間前に開いた会見です。
伊東市・田久保眞紀 市長:
卒業は確認できませんでした。除籍であるとその場で判明しました
学歴詐称疑惑が指摘される中、大学は卒業ではなく「除籍だった」と明らかにした田久保市長。
2日夜の会合の冒頭、田久保市長からは謝罪の言葉はありませんでしたが、学歴詐称への質問や謝罪を求める声が相次いだため終了間際に…。
伊東市・田久保眞紀 市長:
これは本当に私の不徳の致すところでございますので、謝罪をさせて頂きたい。本当に申し訳ございませんでした
開始から1時間半ほど経ったところで謝罪をしました。
そして、波紋が広がる中、3日も新たな動きが…。
伊東市・田久保眞紀 市長:
(Q.きょうは議会への説明はしないですか?)きょうは議長と副議長にお話に参ります
3日午前、市長が訪れたのは市議会の議長室です。
伊東市議会といえば反市長派が圧倒的多数を占める議会。
一部の市議は7日の本会議で辞職勧告決議案を提出する方針。
さらに、強い調査権限を持つ百条委員会が設置される見通しで、追及の手を緩めていません。
3日は両者の間で何が話し合われたのか?
終了後、田久保市長からは…。
伊東市・田久保眞紀 市長:
百条委員会を開くことは伊東のためになるのか?これから忙しい夏を迎えるので、これからの伊東のためにならないのではないか?そのような話はお互いにさせてもらった
伊東市議会・中島弘道 議長:
また何を言ってるのか?ちょっと分からなかったのだけれど、こちらは粛々とやるだけ。話は平行線で終わりました
百条委員会の設置取りやめを求めた田久保市長。
続投の意思を示しています。