参議院議員選挙が7月3日公示されました。新潟選挙区には現職と新人あわせて4人が立候補。物価高騰が続く中、生活支援策などを争点に1議席をめぐる17日間の論戦が始まりました。

参院選・新潟選挙区には、届け出順に諸派の新人・原田公成さん、参政党の新人・平井恵里子さん、自民党の新人・中村真衣さん、立憲民主党の現職・打越さく良さんの4人が立候補を届け出ました。

■諸派・新人 原田公成 候補

諸派の原田さんは自ら立候補を届け出たあと、県庁前で第一声をあげました。

受信料を支払った人だけが視聴できるNHKのスクランブル放送の実現などを訴えます。

【諸派・新 原田公成 候補】
「もちろん、1丁目1番地はNHKの公共放送の改革。NHKの公共放送としてあるべき姿を本日取り戻すため、この新潟の地から国政のステップとして、第一声として今ここに立っている」

国政政党への復帰を目標に掲げ、党の知名度向上を図る原田さん。選挙期間中はボランティアの有志がポスター貼りを手伝い、自身は主にSNSで訴えを発信する予定です。

【諸派・新 原田公成 候補】
「市議会議員選挙は2回ほどやったが、国政は初めてなので戸惑うところも多い。国政に届けるという意味合いでいったら、何か力強いものが湧いてくるなと思う」

■参政党・新人 平井恵里子 候補

【参政・新 平井恵里子 候補】
「何者でもないんです。私、普通のお母さんだが、一般人の感覚として、もっと幸せになれるはずだ、もっと楽に生活できるはずだ、もっと楽に皆さん子育てもできるんだと思う」

参政党の平井さんは新潟市中央区で第一声をあげました。

会社員として政治経験はありませんが、庶民感覚を前面に押し出し浸透を図ります。

訴えとして15歳までの子ども一人につき、毎月10万円を支給するほか、消費税の段階的な廃止により国民負担を軽くすることなどを掲げます。

【参政・新 平井恵里子 候補】
「国民負担率、税金等社会保険料46%半分取られているという状況半分しかお財布に入ってこないという状況。払っても、払っても、あとは自分で面倒を見てねというのが今の政治。これでは本当に幸せにはなれない。心の底から幸せだと思ってもらえるような国に、私はしたい」

ボランティアの支えを受けながら、草の根のネットワークで選挙戦を戦う平井さん。比例票10万票の獲得を目標に掲げ、県内各地を回る考えです。

【参政・新 平井恵里子 候補】
「日本を変えることができる。今、大大大チャンスなんだなと思うとワクワクする。日本人のことを一番に思っている政党なので、必ず共感してくれる人が増えると思う」

■自民党・新人 中村真衣 候補

【自民・新 中村真衣 候補】
「やはり、スポーツの力では限界があるのではないか。ふるさとを守る、地域を守るには、やはり行政の力、国の力、そして政治の力が必要なのではないか。そういうふうに思うようになった」

新潟市中央区で第一声をあげた自民党の中村さん。

元競泳のオリンピックメダリストとしての知名度を生かすとともに、若さを売りにアピールします。

政策面ではインフラ整備を通した防災減災対策や教育格差の是正、子育て支援の強化などを訴えます。

【自民・新 中村真衣 候補】
「これからの子どもたちの教育育成という部分でも、もうこれからは学校だけの問題ではなくて、これからは地域であり、社会であり、国が一体化となって進めていかなければいけない課題・問題になってくる。私自身、子どもたちの教育にも力を入れたい」

自民党の国会議員や地方議員のサポートを受けるとともに、党本部からは石破首相をはじめ、幹部が続々と応援に入る予定で組織戦を展開。

「ゴールは新潟の元気だ」を合言葉に、議席の奪取を誓います。

【自民・新 中村真衣 候補】
「すべてが初めての経験なので、本当に毎回言うが、一日一日を大切に。もちろん国民の皆様の生活、そして県民の生活をどのようにすれば安心して暮らせるのかという部分だと思うので、色々なことを訴えながら、この17日間回っていけたらいい」

■立憲民主党・現職 打越さく良 候補

【立憲・現 打越さく良 候補】
「皆様のおかげで、みんなが安心し、みんなが幸せを実感できる。そんな政治をコツコツと進めることができてきた。まだまだしなければいけない仕事がある」

立憲民主党の打越さんは新潟駅前で第一声をあげました。

現職として1期を務めた実績を強調し、与党への批判を展開。選択的夫婦別姓の実現のほか、食料品の消費税を期限付きでゼロにすることなど生活支援策に力を入れ訴えます。

【立憲・現 打越さく良 候補】
「物価高の中でお困りの皆さんの暮らしと家計を守る経済改革。政治を確かに変えていくためには、私がこの新潟選挙区、大切な選挙区で勝ち上がる。皆様とともに全うな政治を進めていく必要がある」

去年の衆院選県内の小選挙区で全勝した党の勢いを生かすべく、各地域を衆院議員と回るとともに、推薦する社民党や自主支援する共産党などの支援を受け、訴えを浸透させる考えです。

【立憲・現 打越さく良 候補】
「本当に皆さんのご理解があって、可能なかぎり大きな構えで応援してくださっていることを本当にありがたいと思っている。やっぱり自民党に対して、しっかりと立ち向かわなければという思いの方たちがいっぱいいて、その思いもしっかり受け止めて頑張っていきたいと思う」

参院選は7月4日から期日前投票が始まり、投開票日は今月20日です。

NST新潟総合テレビ
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