京都府警は伏見警察署に所属する20代の男性巡査がことし4月、2度にわたって、伏見区内の市道でバイクを無免許運転していたことがわかり、停職1カ月の懲戒処分としました。
京都府警によると男性巡査は、普通自動二輪の免許を持っていたものの、ことし1月初めの更新を忘れ、失効したものの通勤にバイクを使い、無免許運転をしていました。
調査の結果、13回の無免許運転が確認されていて、京都府警は男性巡査を書類送検しています。
また男性巡査は、警察で裏付けが取れなかったものの、業務中にも1度無免許でバイクを運転したと話していたということです。
また京都府警では、日ごろの指導として、免許の有効期限の確認も実施しているということですが、男性巡査は去年12月に有効期限が迫っているので、早く更新するよう上司から指摘されていましたが、そのまま更新を忘れていました。
そしてことし4月の指導で、免許証の確認があったところ、「家に忘れた」などと取り繕っていましたが、さらに確認を求められたため、有効期限の記載を爪で削って上司に示していました。
ここでさらに追及を受け、自ら「更新にいっていません、無免許で運転していました」と認めていました。
男性巡査は「無免許運転をしただけでなく、それを隠そうとした、警察官としての資質はない」という話をしていて、きょう=3日付で依願退職したということです。
京都府警は「府民の皆様の信頼を著しく損ねるもので、深くおわび申し上げます」とコメントしています。