リアルな体験に悪戦苦闘…、福岡市の高校生たちが”外科手術”に挑戦しました。

◆生徒
「あってる?これでこう?」
「むずくねぇ?」

生徒たちが、思わずこう口にする理由は…。

本物の医療器具を使った皮膚の縫合の実習を行っているからです。

◆生徒
「無理、やばいっ!」
「え、うまいっ!」

2日に福岡市の東福岡高校で行われた授業。

福岡大学医学部の脳神経内科の教授が講師として招かれ、今年4月から新設された医進・サイエンスコースを選択する1年生の生徒33人が参加しました。

白衣を身につけた生徒たちは、気合十分です。

さっそく、人工皮膚の縫合を実践していきますが…。

◆福岡大学医学部 脳神経内科 馬場康彦 主任教授
「ここでテコの原理、親指を下に、ここを支えておいて親指をこう。2回まわした状態でこれを持って。よし!できた!できた!」

◆生徒
「むずいっ!」

◆福岡大学医学部 脳神経内科 馬場康彦 主任教授
「何回もやったらできるようになるから」

生徒たちは、初めて手にする器具に戸惑いながらも、ひとつひとつの作業を丁寧に行っていました。

◆東福岡高校1年生 山田珠来さん
「(将来)自衛隊の医官になりたい。難しかったけど、だんだんできるようになって、将来やりたいと思った」

◆東福岡高校1年生 田口慈瑛さん
「将来パーキンソン病を治す医者になりたい。なかなかできない貴重な体験で、未来のビジョンが見えてきて、頑張ろうと思った」

東福岡高校は「今後も生徒の進路の選択に役立つ授業を行っていきたい」と話していました。

テレビ西日本
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