熊本市北区にある障害児通所支援事業所を運営する合志市の事業者が、約2年半にわたり書類を偽造するなどして約997万円を不正請求していたとして、熊本市は1日付で事業者の指定を取り消す行政処分を行いました。熊本市は事業者に加算額を合わせた約1400万円の返還を求めています。
1日付で児童福祉法に基づく指定取り消しの行政処分を受けたのは、熊本市北区の
放課後デイサービス『ひかりっこ』を運営する合志市の『グロウ』です。
熊本市によりますと、この施設では、2021年から約2年半にわたり、配置が必要な児童発達支援管理責任者や児童指導員の配置について虚偽の内容を報告。
また、出勤簿や実務経験証明書を偽造するなどして障害児通所給付費約997万円を
市に不正請求していました。
去年1月の運営指導で不審な点があり、熊本市が監査を開始し、グロウは不正請求を
認めたということです。
熊本市は不正請求額に加算金を合わせた約1400万円の返還を求めています。