福島県の浪江町と双葉町で整備が進められている復興祈念公園で、工事中の施設の一部が公開された。

浪江町と双葉町にまたがる約50ヘクタールのエリアでは、東日本大震災の犠牲者を追悼し、記憶と教訓を伝えるための「福島県復興祈念公園」の整備が進められている。

6月26日は公園のシンボルとなる「追悼と鎮魂の丘」の工事現場が報道機関向けに公開された。丘の中には、高さ約15メートルの円筒形の空間が造られることになっていて、現在、構造部分の工事が完了している。
東北国営公園事務所の岩崎健事務所長は「福島への思いがここ公園の中心にあります『追悼と鎮魂の丘』の円形の空間に集まってきまして、空に復興への思いとして、円形の上の空間から外に広がっていく。そのようなイメージでございます」と話した。

公園は2025年度中の完成を目指していて、2026年の春にオープンを予定している。

福島テレビ
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