中学生らをニセ電話詐欺の「受け子」として勧誘し、高齢者から現金をだまし取るなどした疑いで組員が逮捕された事件で、警察は27日、福岡県久留米市の指定暴力団「道仁会」の本部事務所を家宅捜索しました。
久留米市の指定暴力団「道仁会」の本部事務所には27日午前、福岡県警などの捜査員が家宅捜索に入りました。
警察によりますと、詐欺などの疑いで逮捕された道仁会系組員の川島魁斗容疑者(23)は今年1月、ニセ電話詐欺で関東に住む高齢者3人からあわせて現金670万円をだまし取るなどした疑いが持たれています。
川島容疑者は闇バイトで勧誘した詐欺の「受け子」を管理するリクルーター役と見られ、受け子をしていた中学生の少年ら10代から20代の男女5人も逮捕されています。
警察は道仁会の組織的関与があったとみて、事件の全容解明を進めています。