長野地方気象台は、長野県では、6月26日昼過ぎから夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
台風2号から変わった熱帯低気圧が、関東地方の南の海上を北上しています。熱帯低気圧は関東の東を北上し、26日夜には不明瞭となる見込みだということです。また、日本海の低気圧が東北東へ進み、寒冷前線が27日朝にかけて関東甲信地方を通過するでしょう。
長野県では、前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、26日昼前から夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みだということです。また、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
■雨の予想
長野県では、6月26日午後は雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みだということです。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるとしています。
・26日に予想される1時間降水量（多い所で）
北部 30ミリ
中部 30ミリ
南部 30ミリ
・26日午前6時から予想される24時間降水量（多い所で）
北部 60ミリ
中部 60ミリ
南部 80ミリ
長野地方気象台は、長野県では、26日昼過ぎから夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するとともに、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
