潜水艇の開発事業で高配当がえられるなどとうたい、不正に投資金が集められた事件。
被害を訴える男性が取材に応じ、資金が返還されなかった経緯を語りました。
投資会社アイリーの代表で韓国籍の大川力也こと徐世昌容疑者(52)ら5人は、3年前、元本を上回る配当金を約束して出資を募り、京都府の男性など3人からおよそ710万円を不正に集めた疑いで逮捕されました。
集められた金は66億円以上にのぼるとみられています。
「潜水艇で赤サンゴを獲る事業で毎月15%ほどの配当がある」「不動産投資で10~15%の配当がある」などと説明され、約270万円を出資したという男性は…
【約270万を投資した50代の男性】「(不動産投資は)『元本保証』『解約時に元本返金します』っていうこともしっかり明記されていたので、ちゃんとしてるとこなんや」
徐容疑者らは、製作中の潜水艇とされる写真などを定期的に送っていたといいます。
途中で怪しさに気が付いた男性は、徐容疑者に返金を求めましたが・・・
【約270万を投資した50代の男性】「みんなに返してしまうと会社が破産する、倒産すると。だから我慢して待ってくださいね、という言い訳やったんです。とりあえず”お金返してくれ”この一点です」
そして警察は25日、新たに会社役員の多和田眞一容疑者(74)を逮捕。
徐容疑者らが不正に集めたとみられる収益を資金洗浄した疑いがもたれています。
それぞれの認否は明らかにされていませんが、警察は全容解明を進めています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年6月25日放送)