和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドにいるパンダ4頭が28日、中国に返還されるのを前に、最後の姿を見ようと大勢の来場者でにぎわっています。
【堀田篤アナウンサー】「ジャイアントパンダの結浜(ゆいひん)、楓浜(ふうひん)が暮らす『パンダラブ』と呼ばれる建物の前に来ています。パンダの姿を見ようと開園と同時に大勢のお客さんが来て人の流れが途切れることはありません」
パンダ4頭は、27日朝もいつもと変わらない様子で元気に笹を食べたり、木のいすにのぼったりしていました。
4頭は28日、中国・四川省の繁殖研究基地に返還されるため、27日が最後の公開となっていて、その姿を目に焼き付けようと1400人の人が開門前から長い列を作りました。
【11年通った女性】「ちょっとうろうろしていたけど、そういういつもの雰囲気がほっとしたような、なんかもう胸がいっぱいになりました」
【見に来た人】「居なくなると思ったら胸がいっぱいでさみしくなるけど、中国に行っても元気で皆さんに愛されて過ごしてほしいと思いました。(Qパンダに言いたいことは?)カムバックアゲイン」
27日は午後4時から送別のセレモニーが行われ、パンダの成長の記録を映した映像が会場で上映されるということです。