JAグループ鹿児島の定例会見が24日鹿児島市で開かれ、JA県中央会の山野徹会長は、高騰が続くコメ価格について、5キロあたり3000円台が適正とする認識を示しました。
農林水産省が23日発表した、6月9日から15日までのコメ5キロの全国平均価格は3920円でした。
前の週と比べて256円安く、3カ月半ぶりの3000円台です。
そんな中、24日、鹿児島市のJA鹿児島県会館で開かれたJAグループ鹿児島の定例会見で、JA県中央会の山野徹会長はコメの価格について次のような見解を示しました。
JA鹿児島県中央会・山野徹会長
「ようやく(コメの)価格が下がりつつある。作る側、消費する側がお互いに納得いく価格、“適正価格“をずっと求めているので、徐々に(相場が)冷めてくれればありがたい」
山野会長は今後のコメ価格の先行きは不透明とした上で、生産者と消費者が納得できる適正価格について、具体的に次のように示しました。
JA鹿児島県中央会・山野徹会長
「石破首相が示している『(5kg)3000円台』その領域かなと」
JA県経済連によりますと、2025年の新米の生産量については、まだ普通期米の見通しは立っていませんが、超早場米は平年並みが見込まれています。