老朽化による倒壊の恐れから今年2月から進められていた宮崎市の青空ショッピングセンターの建物の解体と除去作業が完了しました。
(宮崎市都市整備部まちづくり課 増田和弘課長)
「ただいま、建築物等の除却の代執行が終了いたしました。これをもって代執行の終了を宣言いたします」
宮崎市の橘通西にある青空ショッピングセンターは、建物の一部が崩壊したことなどを受け、今年2月から宮崎市による建物解体などの代執行が行われていました。
代執行では、旧中央市場と旧青空市場にあった空き店舗合わせて52棟や市道アーケードを解体。かかった費用は約1400万円を見込んでいます。
(宮崎市都市整備部まちづくり課 増田和弘課長)
「台風災害や地震なども考えられる中でいろいろ事故が起こる前に解決に至ったことはよかったかなと受け止めているところです。有効な提案等がございましたら、権利者さんと(不動産業者などを)つなぐような取り組みを検討していきたい」
宮崎市によりますと、代執行された建物と土地の権利者は約120人いて、そのうち約20人は連絡がつかない状態だということです。
宮崎市は、「事業費が確定次第、すぐに権利者に費用を請求していく」としています。