夜景スポットとして知られる福岡県北九州市の皿倉山にある全長30メートルのすべり台で、利用していた海外からの観光客が大けがをしていたことがわかり、市はすべり台の利用を停止しています。
市によりますと先月28日、すべり台を利用した台湾からの女性観光客(30代)が着地した際に右足をひねり、すねの骨を折りました。6月2日に市が把握し、3日からすべり台の利用を停止しています。
市にはこれまでも「スピードが出すぎているのでは」との声が複数寄せられ、利用した人が止まれずにしりもちを着くことがあったため、注意書きを設置していたということです。
市はメーカーとともに原因を調べ、安全対策を検討しています。
すべり台は全長30メートル、高低差は9メートルあり、街の魅力アップにつなげようと今年4月、皿倉山の山頂付近に「絶景の遊具」の1つとして設置されました。
市みどり公園課は「なるべく早く再開に向けて取り組みたい」としています。