静岡県静岡市は60代の女性がマダニを通じて感染する重症熱性血小板減少症候群=SFTSになり死亡したと発表しました。県内で死亡が確認されたのは初めてです。
静岡市によりますと、駿河区に住む女性(60代)は6月19日に発熱や腹痛などで医療機関に入院し、23日にSFTSと診断され、この日に体調が急変し、死亡が確認されたということです。
感染経路はわかっていません。
県によりますと、医療機関からの届け出でSFTSの患者の死亡が確認されたのは統計を取り始めて以降初めてです。
また、浜松市でも天竜区に住む男性(60代)の感染が確認され、集中治療室で治療を受けているということです。
県は山や草むらに入る場合は肌の露出を減らすなど対策を呼びかけています。